| Canada, Oceania | |
 MOONSTONE /Same KOT'AI 3003(CANADA '73) |
月の光のような冷たく澄んだ美しさを湛える WEST COAST系FOLK PSYCH. female/male Vo、Acoustic Guitar、Bassによる演奏が多く、 曲によりElectlic Guitar,flute(B-1),Piano(B-4)が入る。 全体にほの暗く幻想的な雰囲気に包まれており、 静かで研ぎすまされた演奏、美しい女性Voなどすばらしい。 彼らの音楽にぴったりなジャケットやインサートのシュール なイラストもGreatです。 Rare★★★★ ● |
 FREEDOM NORTH Same AQURRIUS AQR501（'70 CANADA） |
カナダの、男女Voの入ったちょっとPOP目のPsychedelic
Rock。 フワァーっとどこまでも空に広がっていくような浮遊感とさわやかさ、 そこはかとないさみしさがあり、すばらしい。 ちょっとWENDY＆BONNIEやSAPPHIRE THINKERS を思わせるところもあります。 特にA-2、4、B-3の女性Voは美しく、 A-4は静かで透明感があって、幻想的です。 A-1のみ、かなりSOFT ROCK的なアレンジで、 他には男性Voの曲、ちょっとハード目の曲や 元気のよい曲もありますが、全体的に良いです。 （’03.7.19） Rare★★★ |
 PERTH COUNTY CONSPIRACY Does not exist COLUMBIA ELS-375 ('70 CANADA) |
カナダのフォークグループの1st。ジャケットを見ると、彼らが ヒッピーコミューンで生活し、思索し、語り合い、音楽活動もその中で 行っていたことが伺える。ドラムレスで、ヴォーカル、アコギ、Bassの他、 曲によってKeyboards、笛、ダルシマー、マラカス等が入りますが、 ひじょうに透明、繊細、かつ強靱で美しい音です。 一つ一つの曲、音の中にも驚くほど微妙で豊かなニュアンスや 思想や、夢がこもっている。 男性VOも（アレスキの声が美声というような意味で）すばらしい美声。 名盤です。（'03,8,31） Rare★ ● |
 MONTREAL A summer’s night STORMY SFS-6002（early '70s？CANADA） |
儚い夏の終わりの夕暮れ。夕風に透明な羽を ふるわせる虫たち。雲間から一瞬射す光に 憂愁と軽い目眩をおぼえる。 ジャケット、タイトル通りのメランコリックで美しい音です。 女性Vo、アコースティックギター、ウッドベース、 Piano、Vives、Fluteなどによる演奏で、 jazzっぽい曲も何曲かあります。 ACID FOLKの中堅アイテムとして以前から知られていた作品で、 もしあればオリジナルLPでわりあい安く買えると思います。 （’02,11,27） Rare★★ ● |
 THE FOLKLORDS Release the sunshine ALLIED 11 ('69 CANADA) |
広々とした草原を歩き、日の光にきらめく花々、風に揺れる草原を 見るだけで、恍惚としてしまうことがあります。 花たちが地上の星のようにきらめいているのは何故なのでしょうか。 きっと、花たちは夜のあいだずっと満天の星を眺めていたから 夢見るような天上の香りときらめきを放っているのですね。 THE FOLKLORDSはカナダのPsychedelic／FolkRockBand。 彼らはきっと、大地と風の中に天上的ななにかと、それが一瞬のきらめいて 夢のように消えていってしまう、はかなさを感じていたのでしょう。 タイトルやジャケットデザインからもそれが伝わってきます。 サビの部分以外は単調な２コードの進行が多く、淡々としたメロディーの 男性Vo、男女のコーラスが入るという素朴なフォークロックですが、 ほとんどの曲で使われているオートハープの響きが美しいです。 （’03、1、24） Rare★★★ メジャーな音が好きな人はピンと来ないかもしれません。 人によって結構好みが分かれる作品のようです。 |
 CHRISTMAS Same PARAGON RECORDS PARAGON ＃18(Re of '70 CANADA) |
頭が悪そうなピカソといった感じのジャケットですが、アコースティックな 趣のあるトリッピーなギターサイケで、内容はよいです。 ワンコードでしなやかにドライヴしていくBass、様々に音色を変えていく BobBrydenの透明感のある絶妙なギターワーク、この音の少なさ、空間がいいです。 A-3は雨の日に窓の外を見ながら物想っているようなメランコリックで美しい曲。 CHRISTMASの中ではこのAlbumが一番好きです。 なお、CHRISTMASの前身バンドがREGIN GHOSTで、２枚ALBUMを出しています。 （’03、2、15） |
 MOTHER TUCKERS YELLOW DUCKS Starting a new day CAPITOL ST6352('70 CANADA ) |
非常にスピリチュアルなCANADIAN
WESTCOAST ROCK。 これは彼らの2ndですが、再発LPが出ている1stとはまた大部違う音です。 あふれるほどにHAPPYで、吹き抜ける風のようにしなやかで、まるで 光によって織りなされた織物のような繊細なきらめきがある。B-1など、 静かで幻想的、音の中に溶け入ってしまいそうな、すさまじい演奏です。 Rare★★★ 1stもOrigで聴くと名盤です。 |
 CARGO front side back side TREND RECORDS T-1006('60sCANADA) |
'60sCANADA Ultra Rare
Psyche, 超地味でMELLOWで、Twilight&Downerな独自の音。 この、くもぐったような、スローモーショナルなトリップ感がすごい。 ('04,3,24) Rare★★★★ |
 Jeff Moore & friends THE YOUNGEST SUN 07-42031（'74 CANADA private 99copies） |
’74年にJEFF MOOREを中心としたメンバーによってレコーディングされた 素朴でメランコリックなprivate FOLK／FOLK ROCK。 A-1はキャッチーでcoolなラブソング。フルートの入っているA-2は 冬木立の向こうの落日を思わせるような美しく悲しい曲。 B-1の、青空のなかに吸い込まれていきそうな女性ボーカル、 B-3の静かで美しいギターのアルペジオや深いボーカルなどすばらしい。 どの曲も非常にシンプルで地味ながら、メロディーやアレンジなど 印象的で美しい。ピュアで本質をついていて、直にこころに迫ってくるものがある。 |
 RIVERSON same |
カナダのwestcoast系FOLKROCK。 female VoはあのFREEDOM NORTHのFranki Hartですが、 FREEDOM NORTHよりはずっと渋く黄昏れた音。どこまでも広がっていく 空と大地、枯れ草の野と夕暮れの光を思わせる雰囲気がある。 サイケ通信で紹介しているレコードのなかではややメジャーっぽい 演奏ですが、微妙にサイケデリックな感覚があり、地味だが味わい深い。 Rare ★★★ |
 HARMONIUM Same Celebration CEL-1893('74CANADA) |
CANADAの、とても繊細でやさしく、透明感のあるFOLKROCK。アコギとフランス語 男性Vo、コーラス、Bassという構成で、曲によってdrums、コンガ（？）、ピアノ、フルート、 なども入ります。このアコースティックギターの響きも、「声が美男子」のVoもいいなー。 朝のやわらかな光がさし込む部屋で、お茶でも淹れながら聴きたい音です。 まあ、一緒に聴く人がいればなおいいですね。 こんなすてきな音楽がオリジナルで安く（1500〜4000円位）買えるというのはうれしい。 ('03.10.15) Rare★ ＊こういう音は1stだけで、2nd以降はプログレバンドになっていくようです。 UKのHELONにちょっと似ている。全曲よいです。 |
 EXTRADITION Hush SWEET PEACH RECORD SP12003（Re of '71AUSTRARIA） |
澄んだ小川のせせらぎや、静かな風のたわむれを 想わせるような素朴でスピリチュアルなFolkMusic。 美しい女性Voと、とても控えめに奏でられるギター、鈴、 パーカッション、ハルモニウム、フルート、チェロ、 などのアコ−スティック楽器によって詩的で不思議な 世界が広がっていく。静けさのなかで鐘の音の余韻だけを響か せるといった一種の音響派のような部分もあります。 Linda Parchacsにも通じるような美しいAlbumです。 （’03、1、5） |
 STEVE WARNER Same CANDLE CFPS-093('76TASMANIA) 涼しい音だなあ |
知る人ぞ知るタスマニアのACID
FOLK名盤。使用楽器は Acoustic/elec Guitar,bass, Piano, synthsizer,Flute,wood brock, glockenspielなど。海の中で揺らめく光や、透明な風のたわむれを 想わせるようなスピリチュアルで美しい音楽です。 やさしくメランコリックなVo、pianoの美しい旋律、未来へのなつかしさ 的シンセサイザー、LINDA PERHACSやTHESE TRAILSに近い 透明なエコー感などすばらしい。非常に高水準の演奏で、 雰囲気に流されてダレたような部分など皆無。全曲よいです。 彼が木立の中で瞑想している青い水槽のような色彩の シルクスクーリーンCoverも音をよく表している。 リリースは'79ですが、'76に録音されたものだそうです。(23Aug'04) Rare★★★★ |
 SERENITY Piece Of Mind SLIGHTLY DISCOLOURED RECOADS (Re of '72 NEW ZEALAND) |
male Vo、Electoric/ Acoustic Guitar、Bass、Drums以外に Piano、Organ、Fluteなども入ったメロディアスなFolk Rock。 メランコリックでやさしく、切ない感じがいいです。 全曲すばらしい。 One of Best LP in Oceania |
 TAMBURLAINE Say No More KIWI RECOADS SLC-105('72 NEWZEALAND) |
NEW ZEALANDのFOLK ROCK PSYCHE最高峰。 レコードに針を落とすと、70年代の大らかでHAPPYなムードが 空間一杯に魔法のように広がっていく。なんてすてきな輝き、 きらめきに溢れているのだろう！ 男性Vo、コーラス、ピアノ、Acoustic/Electoric Guitar、Bass、 Drums、ピアノなどによる、少しカントリーが入った温かみの ある演奏ですが、穏やかなだけでなく音に張りと輝きがある。 表面的な派手さはないので、一般受けはしないかもしれませんが、 名作です。 Rare★★★ ○○○on 1001 Pokora Book |
 DEDIKATION Same PHILIPS BY843088('69NEW ZEALAND) |
Farfisa OrganとFuzzGuitarがかっこいいニュージーランドの GARAGE PSYCHE。なんと言ってもめくるめく展開をみせながら 高みに登り詰めていくHardでFantasticなA-1がすごいのですが, 妙に明るく単純なメロディーとRockな演奏とのコントラストが変な A-2,5 B-2, Hard&CoolなA-4,6,B-3,シャウトするバックコーラスや Organ全開のフラワーなA-3, B-4,5など聴き所多数。 静かでMellowなB-6もすばらしい。 SEASON OF WICH, RUBY TUESDAYのカヴァーもやってます。 再発は薄くかすれたような音なのでOrigで聴くことをお勧めします。 Rare★★★ |
| オリジナルLPと再発CDでは、本物の絵と図録の写真くらいの違いがある場合があります。 この手の音楽が好きなら、やはりレコードで聴くことをお勧めします。 レコード針は自分の経験では、MMよりMCの方が繊細な音まで聴こえるのでいいようです。 |
|