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第四部 b　様々な文化的背景（商標その他）
クリシュナとラーダー　カレンダーの上部に付けられていたものと思われる。孔雀をあしらったアール・ヌーボー調の縁取りが美しい。上部には別の絵が貼り付けられている。石版　29.5×20cm　　CALENDER MFG.CO.FORT,BOMBAY PRINTED IN GERMANY　　採取地：Mysore

Sharada 衣のひだ、白鳥の顔などの緻密な描写と、アールヌーボー調の優美なデザインがよいです。Sharadaは、Sarasvati女神の別名です。石版画　　35.3×25.5cm　　RAVI-VARMA-PRESS.　MALAVLI-LONAVLA　　採取地：GUJARAT州　Porbandal

踊り子オリエンタリズムの視点で描かれた作品。ロマンチックかつエキゾチックで、とても美しい。孔雀と女性の写真がコラージュされている。石版画　　30×23cm　　採取地：ジャイプール

毬をつく女性 Ravi Varmaが1874年にマドラスの美術展に出品し、金賞を獲得した「手鞠で遊ぶタミルの女」をもとに作られたもの。石版画　36×25.5cm　採取地：ラジャスタン州ウダイプル

CHANDRASHAAP(月の呪い) 幻想的な光景。物語の一場面だと思われます。石版画　　36.5×25.5cm　　RAVI-VARMA-PRESS.　MALAVLI-LONAVLA　採取地：GUJARAT州　Porbandal

孔雀に乗るサラスヴァティーサラスヴァティーは、学問、知恵、音楽の女神、河の女神、ブラフマー神妃で、日本では弁天様として知られています。石版　　35×25.5cm　　RAVI-VARMA PRESS.KRLA-LONAVLA 採集地：Porbandal

右は20世紀初頭のヨーロッパの少女写真（2001年にムンバイにて採取）左は南インドの童子神ムルガンと思われます（'94年マイソールにて採取）左の絵が、右の写真を見て描いたものであることは、おそらく間違いないでしょう。右：写真　　13×8.4cm　左：オフセット印刷　　23.5×17cm

ハンサとダマヤンティー石版画　　17.5×12.3cm　　RAVI VARMA PRESS,　MALAVLI.G.I.P 採集地：Madras

クリシュナ日本の大正ロマンの頃の少女画を思わせるような非常に甘美な表情。石版による点描のような印刷も見事です。 36×31cm　採取地マイソール

シク教開祖ナーナク石版　　25×17.5cm　R.U.PRESS,GHATOKOPAL

PALANI 　タミルナドゥー州パラニー山は、ムルガンの聖地として多くの巡礼者で賑わっています。南インド東部のタミルナドゥーを旅行すると、あちこちでピラミッド型の岩山を見かけますが、それらの岩山の頂上には、たいていお寺や祠が建てられています。実際に岩山の上に登ると、はるか彼方まで見渡せて、俗界から遠く離れたような感覚があり、祠を建てたり祈ったりする人の気持ちがわかる気がします。　この絵はMaduraiの南約70Kmの都市、SIVAKASIで印刷されたもの。 SIVAKASIには現在も大きな印刷所があり、インド全国に神様絵を供給しています。石版画　　12×17cm　　ラメがつけられている　　THE PREMIER LITHO WORKS.　SIVAKASI

アルジュナにバガヴァット・ギータを説くクリシュナ当時イギリスからインドに輸出されていた商品につけられていた商標。戦車の屋根につけられた顔や飛行艇のデザインなど、ファンタスティックで楽しい。石版　21.5×23cm

クリシュナ神　イギリス製の商品につけられていた商標を厚紙に貼り付け、額絵風にしたものです。縁には唐草文様がエンボス加工された金紙が貼り付けられています。　この絵は宗教図像についてよく知らない西欧の画家によって描かれたものでしょう。普通アナンタ龍の上に横臥しているのはヴィシュヌ神であって、このようにクリシュナが座っていることはありません。商標　　石版画　おそらく20世紀初頭

バターを作る娘たちとクリシュナ商標　　石版画　　17×13.7cm

クリシュナとゴピー（牧女）たち商標　　石版画　　16.5×13cm

ゴヴィンダ像の前で踊る人々ジャイプール派の細密画を模したもの。ジャイプールPink City内にあるゴヴィンダ寺院は、今も多くの信者たちで賑わい、ダルシャン（ご開帳）のときは特に熱烈な祈りをささげる人たちの姿が見られる。寺院近くには美しい庭園があり、市民たちの憩いの場所となっている。商標　　石版画　　17×13.8cm

ゴヴィンダ（クリシュナ）これもジャイプール派の細密画を模したもの。クリシュナの黒い色が変色しているのがちょっと残念ですが、台座の模様などもとても可愛らしく、うつくしい。商標　　石版画　　13.3×11cm

怪鳥に化けた悪魔（バカースラ）を退治するクリシュナ。商標　　石版画　　16×11.6cm

シヴァ神シヴァを描いたものと思われますが、顔が５つもあったり、まるでクリシュナのように娘たちに取りまかれていたりして、ちょっと変な絵です。普通シヴァはこんなふうに娘たちに取りまかれていることはありません。商標　　石版画　　12.7×10.3cm

商標クリシュナともう一人クリシュナに似た神らしきものが描かれていますが、なんとゴルフのパターのようなものを手にしています。頭がたくさんある蛇を背負っていたりして、かなりめちゃくちゃな絵です。商標　　石版画　Made in Germany

第四部 b　様々な文化的背景（商標その他）
クリシュナとラーダー　カレンダーの上部に付けられていたものと思われる。孔雀をあしらったアール・ヌーボー調の縁取りが美しい。上部には別の絵が貼り付けられている。石版　29.5×20cm　　CALENDER MFG.CO.FORT,BOMBAY PRINTED IN GERMANY　　採取地：Mysore

Sharada 衣のひだ、白鳥の顔などの緻密な描写と、アールヌーボー調の優美なデザインがよいです。Sharadaは、Sarasvati女神の別名です。石版画　　35.3×25.5cm　　RAVI-VARMA-PRESS.　MALAVLI-LONAVLA　　採取地：GUJARAT州　Porbandal

踊り子オリエンタリズムの視点で描かれた作品。ロマンチックかつエキゾチックで、とても美しい。孔雀と女性の写真がコラージュされている。石版画　　30×23cm　　採取地：ジャイプール

毬をつく女性 Ravi Varmaが1874年にマドラスの美術展に出品し、金賞を獲得した「手鞠で遊ぶタミルの女」をもとに作られたもの。石版画　36×25.5cm　採取地：ラジャスタン州ウダイプル

CHANDRASHAAP(月の呪い) 幻想的な光景。物語の一場面だと思われます。石版画　　36.5×25.5cm　　RAVI-VARMA-PRESS.　MALAVLI-LONAVLA　採取地：GUJARAT州　Porbandal

孔雀に乗るサラスヴァティーサラスヴァティーは、学問、知恵、音楽の女神、河の女神、ブラフマー神妃で、日本では弁天様として知られています。石版　　35×25.5cm　　RAVI-VARMA PRESS.KRLA-LONAVLA 採集地：Porbandal

右は20世紀初頭のヨーロッパの少女写真（2001年にムンバイにて採取）左は南インドの童子神ムルガンと思われます（'94年マイソールにて採取）左の絵が、右の写真を見て描いたものであることは、おそらく間違いないでしょう。右：写真　　13×8.4cm　左：オフセット印刷　　23.5×17cm

ハンサとダマヤンティー石版画　　17.5×12.3cm　　RAVI VARMA PRESS,　MALAVLI.G.I.P 採集地：Madras

クリシュナ日本の大正ロマンの頃の少女画を思わせるような非常に甘美な表情。石版による点描のような印刷も見事です。 36×31cm　採取地マイソール

シク教開祖ナーナク石版　　25×17.5cm　R.U.PRESS,GHATOKOPAL

PALANI 　タミルナドゥー州パラニー山は、ムルガンの聖地として多くの巡礼者で賑わっています。南インド東部のタミルナドゥーを旅行すると、あちこちでピラミッド型の岩山を見かけますが、それらの岩山の頂上には、たいていお寺や祠が建てられています。実際に岩山の上に登ると、はるか彼方まで見渡せて、俗界から遠く離れたような感覚があり、祠を建てたり祈ったりする人の気持ちがわかる気がします。　この絵はMaduraiの南約70Kmの都市、SIVAKASIで印刷されたもの。 SIVAKASIには現在も大きな印刷所があり、インド全国に神様絵を供給しています。石版画　　12×17cm　　ラメがつけられている　　THE PREMIER LITHO WORKS.　SIVAKASI

アルジュナにバガヴァット・ギータを説くクリシュナ当時イギリスからインドに輸出されていた商品につけられていた商標。戦車の屋根につけられた顔や飛行艇のデザインなど、ファンタスティックで楽しい。石版　21.5×23cm

クリシュナ神　イギリス製の商品につけられていた商標を厚紙に貼り付け、額絵風にしたものです。縁には唐草文様がエンボス加工された金紙が貼り付けられています。　この絵は宗教図像についてよく知らない西欧の画家によって描かれたものでしょう。普通アナンタ龍の上に横臥しているのはヴィシュヌ神であって、このようにクリシュナが座っていることはありません。商標　　石版画　おそらく20世紀初頭

バターを作る娘たちとクリシュナ商標　　石版画　　17×13.7cm

クリシュナとゴピー（牧女）たち商標　　石版画　　16.5×13cm

ゴヴィンダ像の前で踊る人々ジャイプール派の細密画を模したもの。ジャイプールPink City内にあるゴヴィンダ寺院は、今も多くの信者たちで賑わい、ダルシャン（ご開帳）のときは特に熱烈な祈りをささげる人たちの姿が見られる。寺院近くには美しい庭園があり、市民たちの憩いの場所となっている。商標　　石版画　　17×13.8cm

ゴヴィンダ（クリシュナ）これもジャイプール派の細密画を模したもの。クリシュナの黒い色が変色しているのがちょっと残念ですが、台座の模様などもとても可愛らしく、うつくしい。商標　　石版画　　13.3×11cm

怪鳥に化けた悪魔（バカースラ）を退治するクリシュナ。商標　　石版画　　16×11.6cm

シヴァ神シヴァを描いたものと思われますが、顔が５つもあったり、まるでクリシュナのように娘たちに取りまかれていたりして、ちょっと変な絵です。普通シヴァはこんなふうに娘たちに取りまかれていることはありません。商標　　石版画　　12.7×10.3cm

商標クリシュナともう一人クリシュナに似た神らしきものが描かれていますが、なんとゴルフのパターのようなものを手にしています。頭がたくさんある蛇を背負っていたりして、かなりめちゃくちゃな絵です。商標　　石版画　Made in Germany