黒海へ続く山間の街道の途中にあるサフランボルは、中世に宿場町として大いに

栄えたところ。昔この谷にサフランが群生していたことから、この名前がつけられました。

サフランボルには今でも、オスマン朝時代のかわいい木造の民家がたくさん並んでいて、

まるでおとぎの国のようです。

わたしが泊まったのは、300年前の民家をそのまま使っているという宿で、

絵は、宿の窓から見える景色です。窓際に沿って長いソファーが部屋の２辺をめぐる

ように設けられていて、きれいな絨毯や、レースの布が掛けられています。

それにしても、なんて愛らしい窓でしょうか！日本のアルミサッシとは雲泥の差です。

石窯でパンを焼いているお店、銅の水差しや、トルココーヒーのイブリックを売るお店、

この町の特産品であるロクムというお菓子を売るお店など、お店もかわいく、

ディスプレイの仕方にも扱っているものへの愛情が感じられます。

ロクムというゆべしに似たお菓子を売るお店。

すごく夢のある、かわいいディスプレイです。

パン屋さん。この輪型パンは、ゴマがついていて、ぱりぱりしていて、

とてもおいしかったです。

フドゥルルックの丘からの眺め。何軒かのお屋敷では、内部を一般に公開しています。

美しい窓やレースのカーテン、ソファで囲まれた独特の部屋、飾り棚、暖炉などから

当時の生活が偲ばれます。

葡萄棚の木漏れ日の下、チャイを飲んでいるおじさんたち。

何十年も前のラジオや蓄音機を直して売っている、時間の止まったようなお店。

昔のラジオには美しいものが多いです。

蓄音機の蓋に描かれていた絵。すばらしい！

石畳の坂道で遊んでいる子どもたち

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