トビリシから北に20Km。アクラヴィ川とムトゥクリ川が合流する地点にある

小さな落ち着いたかんじの町です。グルジアのキリスト教化が始まった聖地で

スヴェティ・ツホヴェリ教会、ジュワリ大聖堂などがあります。

ムツヘタまではトビリシから乗り合いバスで約20分。同じ停車場で降りたマリアンさん

という40才くらいの女の人が教会に案内してくれました。マリアンさんはグルジア

西北部のスワネチから巡礼に来たとのこと。とても敬虔な信仰を持っている方の

ようでした。

↑スヴェティ・ツホヴェリ教会（スベティ・ツヘヴォリは聖なる癒しの水の意）の入り口です。

牛の首がついているのが面白いと思いました。

内部はフレスコ画やレリーフが美しく、石の床には歴代のグルジア国王のお墓が

並んでいました。ずっと高いところにある窓から射してくる光、ろうそくの炎。

堂内にこだまする賛歌。厳粛かつ浄福感に満ちたすばらしい雰囲気でした。

写真をパチパチ撮るような雰囲気ではなかったので、写真はこれしかありません。

今思うと教会の外観くらいは撮っておけばよかったと思います。

堂内にはまた、この教会にまつわる聖なる柱と聖なる泉の伝説を描いた絵や、

４世紀にカッパドキアからやってきてこの地にキリスト教を広めたと言われている

聖女ニノのイコンもありました。

ムツヘタの町を見下ろす丘の上に建っているジュワリ大聖堂。

建物の感じも建っている場所もすばらしかったです。

マリアンさん他一名の方と一緒にタクシーで行きましたが、車で行くとすごく遠回りに

なることもあって13Lrもかかってしまいました。（ツーリストプライスかもしれません）

でも、敬虔な信者であるマリアンさんがこの教会に行くことができてよかったです。

教会の売店で横木が少し下向きに傾斜している「ニノの十字架」を購入しました。

聖堂入口のレリーフ

ジュワリ大聖堂前からの眺め

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ヒンカリ16個事件

旅行人（ガイドブック）には、「町にレストランのようなものはない」と書いてありましたが、

サムタヴロ教会から少し（300m？）歩いたところに、なかなか手頃なレストランが

ありました。町のおじさん達がものすごい量の料理を前にビールを飲んでいます。

わたしがヒンカリ（巨大ギョウザ）「４」と、グルジア語でたのんだつもりが、お店の人が

「４Lr分」と勘違いしたらしく、１６個出てきてしまいました！後で会計を見ると、オーストリ

（辛い牛肉スープ）を一つしか頼んでいないのに、２つ分として計算されています。

まあ、彼らにヒンカリ１２個分の損害を負担させるのはちょっと酷でしょう。

これを機会に、「〜ツァーリ」（〜個、〜つ）という便利なグルジア語を覚えました。

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