子どものいる路地をまわり、乗りたい子どもが集まると１Rsとって乗せて回す。

フェリーニの名画 「道」に出てくる旅芸人たちにも通じるような哀愁を感じました。

’00年、Jaipurにて

看板には「２ルピーであなたの将来の運命を聴いてください」

「質問２ルピー、返答２ルピー」とある。

一種の占いだと思うが、それにしても、見るからにすばらしい「マシーン」だ。

「ヘッドホン」の部分はほとんど、というかまったく聴診器そのまま。

（エアインディアの「ヘッドホン」と同じしくみ）

電流計までついているところがすごい！

’00年、New Delhiにて

＊画像をクリックすると拡大図を見ることができます。

インドに行った人はご存じとおもいますが、

体重計り屋です。

お客さんは１Rs（２．５円）払って体重をはからせてもらうのだが、

インドでダイエットしている人なんてあまりいないはずなのに、

そんなに体重を測りたくなるものなんだろうか？

もしかしたらがんばって太ろうとしている人が多くて

ちょくちょく測って、「やった！１キロ増えたぞ」

なんて思っているのかもしれない。

自分のイメージでは体重測り屋は道端に体重計をそのまま置いて

その前にうずくまっているものなのですが、

これは台の上にあがって測るようになっていたり、

小さなライトがついていて夜でも測れるようになっていたり、

ちょっとグレードアップしています。

’９８年マトゥーラにて

体重計のメーターの縁が緑色のプラスチックで

デザインがかわいいと思いました。

’９７年、カニャークマリにて

これも向こうに行った人は見たことがあると

思います。ステップに乗って１Rs入れると

干渉縞が見える模様の描かれた円盤がくるくるまわり、

にぎやかにライトが点滅、

「ガッチャン！」という音とともに

体重が記された

キップのような紙（厚さ約１mm）が出てくる。

これほどゴージャスな体重計も珍しいでしょう。

これなら人に知られずにあなたの体重を知ることができますね！？

’00、Muｍbai　ChurchGateＳｔａｔｉｏｎにて

インドの飲食店、商店、会社などの名前は

Om Siva Restaurant、Sri Natraji Logeなど、

ヒンドゥー教の神様の名前が多い。

このレストランの名前は

「アジアの新しい光レストラン」

志が感じられていいと思った。

Munbaiではほかに「Cafe Paradise」とか、

「Blue Heaven」といったサイケデリックな

看板も見かけた。

インドの写真館もよく見ると面白い。

大きなビルなんてない田舎の写真館で

ネオン輝く摩天楼の背景画をバックに記念撮影していたり、

モデルガンを持ってまじめにカッコつけてたり、

見ている方が恥ずかしくなるほど

かっこつけているのが笑える。

私もアホなことをやってしまいました。

こういう茶目っ気を理解してもらえるといいのですが…。

記念撮影用のチープな背景画や置物が

いい味だしている。

’98、New Delhi、メインバザールにて